検証【モノクロレーザー複合機での写真スキャン】ってどうなの?
こんにちは! 写真データ化サービスの「節目写真館」です。
スキャナーレビューシリーズ、今回はモノクロレーザー複合機での写真スキャンを検証します。オフィスにあるという方、自営業で使っているという方、いや、一般家庭だけど印刷が多いので家で使っています……という方、写真スキャンの実力も見てみましょう!
なお、今回検証に使用したのはブラザーのDCP-L2540DW(2015年発売)です。後継機のDCP-L2550DWがすでに発売になっていますが、光学解像度600dpi×2,400dpiと、十分な解像度があります。
モノクロレーザー複合機の利点
「モノクロレーザー複合機」を選ぶメリットはなんでしょうか?
まず、インクジェットに比べたレーザーの利点はスピードと印刷コストです。レーザーは印刷スピードが早く、1枚あたりの印刷コストもインクジェットより低めになります。そして、カラーレーザーは機体も印刷コストも高額なため、頻繁にカラー印刷をしない限りはモノクロで十分事足りるケースがあります。最後に、複合機を選ぶメリットは、コピーもスキャンもできるという点です。
以上のような理由で、最近は一般のご家庭でもモノクロレーザー複合機を使っている、という方が意外と増えているようです。
……と、本記事は写真スキャンのレビューなので、プリンター選びの説明はこの程度にしておきたいと思います。
写真をスキャンしてみよう
さて、実際に写真をスキャンしてみたいと思います。DCP-L2540DWは無線に対応しているため、パソコンとつながずに使うことができます。ADF(原稿自動送り機能)がついていますが、残念ながら写真には使えません。
読み取り面に写真を置き、パソコン側では付属のソフトControl Center4を使ってスキャンをしました。設定は「フォト(600dpi×600dpi)」、「原稿サイズ:A4」です。
A4サイズのスキャンにかかった時間は……55秒11。約1分かかりました。スキャン専用機ではないので、このあたりの機能はなかなか厳しいようです。
仕上がりはこちら
自動切り抜き機能のような写真を意識した機能はないため、切り抜きが必要になります。
(クリックで拡大できます)
なかなかしっかりとスキャンできているのではないでしょうか。
解像度は600dpi。高解像度で色々な使い道があります。
ちなみにデータが少し重く、オリジナルデータは5.8MBもありました・・・。
▽写真ごとにデータを切り抜いてみました。
ちなみに切り抜く際、写真が斜めに傾いていたりして綺麗な向きにするのが大変でした。。
たくさん写真をスキャンする場合は根気が必要です!
(クリックで拡大できます)
切り抜くことによってしっかりとしたデータになりました。
わかりやすいように、節目写真館でスキャンしたデータと比べてみました。
(クリックで拡大できます。)
スキャン専門機と比べて全体的に色が白っぽく、ぼやけた仕上がりになっています。
大きな白飛びなどはなく、コントラストはバランスよく仕上がっています。
写真になにかスジのような跡が見えました。(犬の写真にもあります。)
また、ホコリもちらほらと見受けられました。スキャンする前にはしっかりとホコリを取る必要がありそうです。
もちろん、これらのものは機種や状態によって異なるものなので、ぜひ一度お持ちの複合機で試してみてください!
スキャンサービスの節目写真館では、バラ写真のお試しスキャンも受け付けていますので仕上がりを比べてみても良いかもしれません。
まとめ
モノクロレーザー複合機、写真スキャンもなかなかの実力を発揮してくれました。
ただ、紙焼き写真にADFを使えませんし、自動の切り抜きソフトもありません。これまで検証してきたスキャナーに比べると、写真スキャンにはひと手間も二手間もかかります。プリントやコピー機能、文書スキャンがメインで、ついでに写真もスキャンできる……といった使い方になりそうです。
ですのでたくさん写真が家にるという場合は節目写真館におまかせ頂いたほうが手間は大幅に省けます。
節目写真館ではFushimeフォトという無料のフォトクラウドサービスも提供しています。
写真も楽しく見返すことが出来るようになっていますのでぜひご利用ください。
カラーインクジェット複合機には、写真スキャンにも力を入れている機種がありますので、今後そのような機種もご紹介していきたいと思っています!
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