ネガとは異なる!APSフィルムをデータ化する時の注意点
今ではあまり見かけることがなくなったAPSフィルムですが、過去にこのフィルムに写真を収めていてそれをデータ化したいというケースもあるでしょう。
そこで、APSフィルムについて、またデータ化する際の注意点などを説明します。
APSフィルムの規格と基礎知識
APSフィルムのAPSとは「アドバンストフォトシステム」の略であり、1996年にフィルム・カメラメーカー5社が開発した、当時としては新しいシステムです。それまで主流になっていた35mmフィルムよりも小型で、カメラに装填する際に感光するなどのミスが生じずに簡単に装填できることでも注目を浴びました。
画面サイズの規格には従来の35mmと同様の画面アスペクト比になるAPS-C、ハイビジョンサイズのAPS-H、パノラマサイズのAPS-Pが存在します。画面サイズはフィルムの入れ替えなくカメラの動作で切り替えることができ、同じフィルム内でこれらのサイズすべてに対応することができます。
また、磁気によって情報を記録することができ、画面サイズを始めとして日付や枚数なども残しておくことが可能です。現像した際には35mmフィルムのようにネガとして保存できるのではなく、収められた写真のサムネイル画像が並んだインデックスシートとして手元に返ってきます。
APSフィルムの場合はコマ指定することができない!?
例えば35mmネガフィルムをデータ化する場合、残したい写真だけを指定するコマ指定が可能なことがほとんどです。
しかしAPSフィルムの場合はデータ化においてコマ指定をすることができません。これはスキャン時にフィルムのデータをまとめてスキャンすることしかできないためです。
ただ、データ化に際してはフィルム1本分の料金がかかることになりますが、閲覧する際には希望のコマを選んで見ることができますから、特に不便になってしまうことはないでしょう。
また、APSフィルムをデータ化すると、収められたすべての写真がCDもしくはDVDに書きこまれることとなります。
APSフィルムをデータ化する際の料金相場
APSフィルムをデータ化すると、コマ指定ができないことがほとんどですから1本分の料金がかかることとなります。
しかし、その料金相場はそう高いわけではなく、1本400円~となっていることが多いようです。業者によっては複数のAPSフィルムを持ちこめば、その分割安になるといったところもあります。
これは、まとめて作業する方がコストはかからないためです。1本分の料金となりますから、APSフィルムの中に収められた写真の枚数にかかわらず、一律の料金としているところがほとんどです。
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