日本にフィルム写真はどのぐらいある?
今回は、弊社のお仕事の源泉でもある昔のフィルム写真は一体どれぐらい?
日本に存在しているのかを調査してみました。
素人の情報収集であり、専門家からすると”それは違う!”という情報や数字もあるかも
しれませんが、ざっくりとした調査をしています。ご了承ください。
フイルムといえば日本人としては、富士フイルムさんですね。
1919年 (大正8年)大日本セルロイド(株)を設立され、それから15年後の1934年 昭和9年に富士写真フイルム(株)を設立。当時は、映画用などがメインであり、今日のような一般向けカメラもまだまだ普及はしていなかったようです。
しかし、今から90年も前からフイルムビジネスは始まったのですね!勉強しなければならないことは山ほどありそうです。
我々のお客様の多くは還暦を迎えられた60歳前後から、若い層ですと25歳(10歳になる1997年ぐらいまではまだフイルムカメラが全盛期です)ぐらいまでですので、1955年(昭和30年)~2010年(平成22年)のデータをあらゆるソースから引っ張ってきてみました。
(富士フイルムさんのIR資料や、日本カラーラボ協会、その他文献からです)
ざっくりとしたフイルム年間出荷本数は、
昭和30年代が、年約5,000万本前後
昭和40年代が、年約1億本前後
昭和50年代が、年約1.5億本前後
昭和60年代が、年約2.5億本前後
平成元年代が、年約4億本前後
平成9年(1997年)の、年4億8283万本をピークに10年後の
平成19年(2007年)には、年8670万本と約1/5に減ります。
2年後の平成22年には、年3,400万本とその市場縮小ははっきりしています。
ちなみに1995年に初の一般向けデジカメとして発売されたカシオQV10を皮切りに
デジカメ市場は拡大し続け、2001年にはその出荷台数を抜きました。
それから今日までの約10年間であっという間にフィルムカメラに取ってかわったわけです。
(そんな最近の出来事だったか。。。という気もしますが、変わる時は本当に早いですね)
さて、本題に戻って出荷されたフィルム本数ですが、
上記を単純に計算し(年代別ざっくり出荷本数×10年)、
昭和30年(1955年)から平成22年(2010年)の55年間を足すと、、、
『約130億本』
昔のフィルムも含めて1本24枚の写真を撮影出来るとして、
『約3000億枚』の写真が日本には存在することになります。
(そもそもの計算方法が間違っているかもしれませんが、、、)
これが多いのか、少ないのか、考えてみました。。。。
日本の人口が(かなり適当ですが、、、)
この55年間平均1億人として年間50写真撮影はしてきただろう。。。と仮定し試算すると、、、
1億人×55年間×50写真=2750億枚!
適当な計算の割には近い数字になりましたね。。。。
ちなみに現代において一番多いと言われるFacebookへの写真アップロード数。
なんと!1日3億枚だそうです。世界ですが、、、
日本人が55年間で撮影してきた量の写真数、3000億枚は。。。。
1日3億枚÷365日=約3年弱で追いつかれてしまうのですね。。。。
意味のない比較かもしれませんが、なんだか悲しい感じが、、、
日本人のアップロード数は公表されていませんが、会員比率でいうと
FBユーザ全世界10億人のうち、現在約1500万会員弱と言われていますので、約1.5%です。
3億枚の1.5%で計算すると、日本人FBユーザは1日平均約450万枚の写真を
アップロードしていることになります。
仮に日本人全員(前出の1億人として)がアップしたとして、
6.6倍の3000万枚が1日にアップされる計算になります。
3000億枚÷1日3000万枚÷365日=27.5年
55年と27.5年ですから、なんと!ちょうど倍の量を撮影していることになります。
(出来過ぎた概算!)
考えてみれば、デジカメやケータイ・スマホでいつでも写真を撮れる時代になったので、シャッターを押す機会が倍になったことは、なんとなく想像がつきますね。
同時に、それだけ昔のフィルムは1枚1枚が貴重なショットだったかと思います。
1枚に込められたオモイが倍。と言ってはいけませんが、
感覚的にちょっとpreciousなフィルム写真。
そんな3000億枚の思い出をしっかり残すことを目指して、節目写真館は走り続けます!
節目写真館 青木
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