写真のスキャンは高画質がおすすめ!?解像度と利用用途について
どの写真でも思い出深く、できるなら高い解像度で残しておきたいと
考える人が多いのではないでしょうか。
しかし、高すぎる解像度は保存するにも出力するにも意味がない場合があり、
適正値でスキャンしなければ無駄にデータ容量を消費してしまいます。
それでは、プリントアウトした時に鮮明で、しかも容量を無駄にしない
適切な解像度はどのくらいなのでしょうか。
解像度って何!?300dpiが一つの基準となる
解像度とは、画像の中にいくつドットがあるかを示す度数です。
ドット、つまり四角い粒が縦横に並んでいるのがコンピューター上で見る画像で、
このドットの数が多ければ多いほどプリントした時に鮮やかな写真ができあがるのです。
普段モニターでデジタル画像を見ている時は、72dpiの解像度が適切とされていますが、
出力する時は300dpiが良いとされています。dpiとは『dot per inch』の略で、
1インチの中にいくつドットが入っているかということです。
dpiの数が多いほど画像は鮮明になりますが、プリンターの限界があったり、これ以上
dpiを上げても私たちが認識できなかったりするので、300dpiが適切となるのです。
出力サイズと解像度の最適な関係を知ろう
プリントアウトするとき、どの大きさで出力するかはとても大切です。
L版だと解像度があまり高くなくてもそれなりに見えるでしょうが、同じ解像度で
A4の大きさに出力するとぼやけて見えてしまう場合があります。
一方、解像度を高く設定しても画像サイズを小さくしてしまっては、同じくプリントしたときに
ぼけたものになってしまいます。どんなに細かくドットを設定してあげても元のサイズが
小さいため、大きいサイズで出力したときに無理にドットが引き伸ばされてしまうからです。
ベストなのはA4でプリントする予定ならサイズを210mm×297mmに設定し、
解像度を300dpiにすることでしょう。これならドットの引き伸ばしなどなく
美しい写真を手に入れられます。
高画質スキャンはどんな用途に利用されているの?
すべてのものをスキャニングするのに常に高画質でなければならないということはありません。
文章などの文字を取り込むときは解像度で低くてもそれなりに見ることができます。
家族の思い出深い写真などを美しく再現するためには300dpiの比較的高い解像度を
必要としますが、高画質スキャンはネガフィルムなどをスキャニングするのに大変役立ちます。
きめ細かいサービスが自慢の節目写真館では、写真やフィルムなど
種類別に適切な解像度でスキャンしてくれるので、安心して依頼することができます。