時系列?人物別?イベント別?写真の分け方はどれが最適なんだろう?
一度整理を始めてしまうと、後で分け方を変更するということが簡単にはできません。
作業を始めてから「こうしておけばよかった・・」と後悔しないように、
写真の分類方法についてお話ししていきたいと思います。
どんな写真の分け方がある?
パッと思い浮かぶのはこの3つの分け方が多いのではないでしょうか。
・時系列
・人物別
・イベント(行事)別
それぞれが捨てがたい分け方だと思います。悩みますよね。
全部!と思うかもしれませんが、欲張ってはいけません。
結論から言うと写真は時系列に並べてください。
例えば、
1983年 長男誕生
1984年 次男誕生
1986年 長男(入園、春の遠足、運動会、お遊戯会、その他)
1987年 次男入園、長男・次男(遠足、運動会、お遊戯会、家族旅行、その他)
1988年 長女誕生、長男・次男 〜 ・・・
・・・というご家庭だった場合、
一見、長男と次男、長女の人物別にイベントがうまく並んでいるように見えます。
起こった出来事を文字に書き起こすと、こういう風にキレイに整理できるのですが、
実際の写真はそんなにうまく分けることができません。
なぜかというと、
・必ず一人で写っているとは限らない
・イベント以外にも撮影した写真がたくさんある
ということです。
例えば、人物別に分けようとすると長男と次男が一緒に写っている写真が2枚必要になってしまいますし、
組み合わせを作っていくときりがありません。
イベント別にするにしても、イベント以外の普段を収めた写真はイベント時よりもたくさんあることが多いです。(むしろ、イベント時の写真が2、3枚しかない可能性もあります)
誰が写っているか見ればわかりますし、体操服を着て運動場を走っている写真はきっと運動会だとわかるでしょう。
また、「長男だけ」なら人物に分けやすいですが、
「次男」、「長女」、さらには「父」、「母」の分類を始めるととんでもないことになってしまいます。
以上の理由から、写真の整理は時系列に分類するのが最適だと言えます。
もちろん、時系列に分けながら人物別、イベント別に分類することも不可能ではありませんが、
そんな分類をしていると、とんでもない時間を使ってしまいます。
大切な思い出が収められた写真ですから事細かに分類したくなる気持ちもわかりますが、写真を事細かに分類しなくても、
思い出の写真に必要なのは説明よりも、当時の記憶ではないでしょうか。
とはいえ、人の記憶は薄らいでいくものですから、何年の何月何日に撮った写真かまでは、なかなか覚えていないと思います。
これから10年、20年したときに、いつ頃の写真だったかがわかるようにざっくり時系列に並べておくということは必要だと思います。
ただ、細かく分ける必要はありません。あくまでざっくりで構いません。
もちろん並べられる写真はキレイに並べて構いませんが、こだわりすぎてもあまり良くないでしょう。
何より大切なのは、
その写真に収まった一瞬は、そのとき誰がどこで何をしていたかということです。
1枚の写真から蘇る記憶こそが、昔の写真を楽しむ醍醐味ではないでしょうか。
あくまで一例ですが、ぜひ参考にしてみてください。
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