ネガフィルム・ポジフィルムの良いとこを比べてみました
同じフィルムでもネガとポジではそれぞれのメリット・特徴が異なります。どちらが優れている・・というわけではなくシーンや目的によって使い分けが必要です。
今回はそんなネガ・ポジ両フィルムを比較してみたいと思います。
ネガフィルムの特徴
ネガフィルムの良いところは、
- 現像時に色の補正が可能
- ラティチュード(露出補正)が広いため撮影がシビアでない
- 同一感度(ISO)で比較した場合、粒子が細かい
- フィルム1本の単価が安い
このような利点が挙げられます。
逆に悪いところですが、
- 撮影者の意図した色と現像者の色が異なる場合がある
- プリントしなければ何が写っているか正確にわからない
- ポジと比べて撮影表現が画一的になってしまう
といったところでしょうか。
やはり簡単に撮影できる分、表現力はポジフィルムに劣りますね。
しかし、失敗が許されない場面ではネガフィルムは大活躍します!
結婚式、運動会など一瞬を納めなければいけない場面で露出調整がシビアでないネガフィルムでの撮影がオススメですね。
ポジフィルムの特徴
ポジフィルムの良いところは、
- 色がそのままフィルムになるので狙った通りの色をプリントすることができる
- 露出、色温度を利用した繊細な表現が可能
- フィルムの種類が豊富で、撮影イメージに合わせて選択幅が広い
- 何が写っているかをフィルム状態のまま確認することができる
このような利点が挙げられます。
逆に悪いところですが、
- ラティチュードが狭く、露出がシビア
- ネガに比べると割高
- 撮影者の熟練度によって撮影結果に大きな差が出る
- 撮影後の色補正が出来ない
といったところでしょうか。
ネガと比べて上級者向けのフィルムだと言えます。
その分ポジフィルムを思い通りに操ることができれば表現は無限大です。そのためプロカメラマンや広告・出版などの現場で用いられる事の多いフィルムです。
色、シャープさなどはネガフィルムよりもはるかに良いものが期待できますから当然ですね。
ネガ・ポジ・ついでにスマホ比べてみた
↑ネガフィルム FUJIFILM PRO400H
朝日が昇ってきたところを捉えた一枚。このフィルムの特性ですが柔らかい諧調です。
↑ポジフィルム Velvia50 コントラストが高く鮮やか。明暗部分の色味、雲や山のディテールがしっかりしている。
↑スマホ(iPhone7) コントラストも彩度も低い。
まとめ
最近ではデジタルカメラやスマートフォンでの撮影が主流になっていますが、フィルムはフィルムでとても楽しいですよ!
現像されてきた写真を手にとって、自分の思い通りの写真になっていた時にはその写真はきっと宝物になります。
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